八坂神社(八坂社)(富山市八ヶ山の氏神神社)

ご祭神

素盞鳴尊すさのおのみこと

歴史・由緒

文政2年卯7月19日勧請。針原村支村針原新村は、牛ヶ首用水灌漑の恵みにより呉羽丘陵最北端の野に下って開墾、国土経営に、最も功あった素盞鳴尊勧請。
後、低地である理由で、山手に遷し、三遷して現今にいたる。
御分霊は自然石男根の様であるが、後石像一尺余をともに安置。
13年目毎に御遷宮祭を執行し、本殿内外を修理する言い伝えがあるが由緒不詳。
正遷宮にあたって御船代鳥居に近づくや行列停滞し進まず、獅子反乱をするなど混沌とするほど盛大結構という。(旧社格 村社)

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針原集落(現、八ヶ山)の氏神として古くから祀られてる宮で創建は文政2年(1819年)7月である。

寛永元年(1624年)より牛ヶ首灌漑用水の開鑿が始まった。その頃神通川左岸の平地は川の氾濫で農耕もできない原野であった。八ヶ山や婦負郡の村々は古江(牛ヶ首用水)からの分水と新江用水の開鑿を請願し承応3年(1654年)難工事が完成した。これにより新田の開発が進み、村のかたちを整えていった。

呉羽丘陵の北端から拡がる原野を水田とする熱意が、開墾の神といわれる素戔嗚尊を勧請し祀った。御神体は自然石で男根ようである。後に、一尺余りの石像を共に安置した。

秋祭りには恒例の角力大会が賑々しく行われる。伝説(泉達録)によると、開墾の最中、ある兄弟が瑠璃(濃い青色の宝石)の牛頭を掘り出した。その後、弟は養子となり村を出るが、瑠璃を持つ兄の家が栄えたのを妬み、角力で勝った方が瑠璃を持つことにした。しかし弟は勝てず、哀れんだ兄は隔年に蔵することにした。その後八ケ山に祠(神を祀る小さな社)を作り、その瑠璃を安置して、村人が角力をとり五穀豊穣を祈るようになったという。

又、御遷宮祭を行う折、勇み獅子舞が盛大に奉納される習わしがあって有名である。社は三遷(3回の移築)して今に至っている。
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神社名

八坂神社(八坂社)(富山市八ヶ山にお住まいの方の氏神さま・産土神社)

鎮座地

富山市八ヶ山98

例祭

春祭 4月13日
秋祭 9月15日

宮司

嵯峨芳樹

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