令和4年8月15日、戦後77年の終戦の日を迎えました。
富山市の八幡地区では、8月15日慰霊祭(招魂祭)を斎行いたしました。
慰霊祭は、戦争によって亡くなられた方や地域の発展に尽力された故人の魂を慰め、その功績を称えるお祭りです。
毎年、遺族会の方々や地域の自治会の皆さまと共に執り行っていたお祭りですが、コロナ禍であることや遺族の方々の高齢化など様々な問題が重なり、神職のみでの斎行となりました。
朝から天候が悪く心配でしたが、徐々に回復し、澄み渡る夏空のなか誠心誠意ご奉仕させていただきました。
慰霊祭に際し、お呼びした御英霊にお戻りいただく時には「天の数歌 (あめのかずうた)」 という詞を申し上げます。
「一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、百、千、万」
「ひと、ふた、み、よ、いつ、むゆ、なな、や、ここの、たり、もも、ち、よろず」
地域や奉仕する者により違いはあるかと思いますが、当地域では伝統的にこの詞を申し上げております。
天の数歌については諸説あるようですが、唱えることで邪気を祓う意味や癒しの効果があります。
御英霊の方々の御霊が安らかならんことをお祈り申し上げました。
戦争は昔の話ではありません。ロシアによるウクライナ侵攻や世界中での紛争など、今現実に起こっています。
他人事としてではなく、日本人として自国を守る気持ち、平和を願う気持ちをもって生きていくことを大切にしてほしいと思います。
世界が平和であり、子供たちが笑って暮らせる未来になることを切に願います。