「ご朱印」をご存じでしょうか?
知らないという方、もうすでに受けていますよという方、様々ですよね。
数年前からじわじわとブームとなり、富山でもご朱印集めをする方も増えてきているように感じます。
「ご朱印」とは神社やお寺に参拝した証でありご縁をいただいたという記録です。
ご朱印の起源は古く、奈良・平安の時代といわれ、神社仏閣に書写した経典を奉納した際にいただいた「納経受取の書付」ではないかといわれています。
現代ではそのような意味で受ける方は少なく、ご朱印の形は時代と共に変化しています。
しかし、神さまを敬う気持ちをもって参拝しそのご縁を喜び、その感動を保存するという意味では当時の人と何ら変わりないのではないでしょうか。
また最近では鮮やかな色が使われたり、神さまにちなんだ絵が描かれていたりと彩り豊かなご朱印もあるようです。
いただいたご朱印を見比べてみるのも楽しみのひとつかもしれませんね。
ただし、ご朱印を授与するということは神さまのご神徳をいただくことですので、記念のスタンプやコレクションとは異なるものと考えていただきたいと思います。
まずは心を込めて参拝し、感謝の気持ちをお伝えします。その後に神さまとのご縁を結ばれた証として、ご朱印をいただくことに意味があります。
ご朱印の数を増やすということを目的にするのではなく、参拝をすることで神さまとのご縁を結び、ご神徳をいただく。
その結果として、たくさんのご朱印を集められたというのはとても素敵なことであると思います。
以前、「神社に参拝してみたいけれど緊張してしまうし、作法も分からないから敷居が高いと思っていた」と話してくださった方がおられました。
その方が「可愛いご朱印帳を買ったので、それを機に神社巡りをしているんです」と教えてくれました。
お参りするという心があれば、ご朱印をきっかけに参拝されるということも良いですね。
ご朱印が、神さまや神社について考え参拝するきっかけのひとつになればよいと思います。
越中護国八幡宮のご朱印受付時間は基本的には午前9時から午後5時までです。
遠方からのご参拝等でその他の時間でご希望の場合も承りますのでお気軽にお問い合わせください。
ご朱印帳をお持ちの方は直接帳面に押させていただきます。
またご朱印帳をお持ちでない、忘れてしまい手元にないという場合でも大丈夫です。
紙に押したものを授与いたします。
拝殿入り口のインターホンをおしていただければ神職がまいります。お待ちいたしております。